エルメスの革は年を重ねるとどう変わる?|7つの革の経年変化を銀座の店頭で比べる

H3 VINTAGE銀座店の店頭。照明の入った壁面の棚に、色や革の異なるエルメスのバッグが並ぶ

目次

    H3 VINTAGE銀座店の店頭。照明の入った壁面の棚に、色や革の異なるエルメスのバッグが並ぶ

    「トゴとエプソンの名前は聞いたことがあっても、実際に何がどう違うのか分からない」

    エルメスの革の名前は、調べるほど増えていきます。写真で見比べても、違いがつかみにくいと感じる方も多いのではないでしょうか。

    結論から言うと、エルメスの革は「艶」「シボ」「型押し」「鱗」の4つで見分けると分かりやすくなります。そして同じくらい違いが出るのが、年を重ねたあとの経年変化です。艶が深まる革、やわらかくなる革、形が残る革があります。

    H3 VINTAGE銀座店では2026年10月1日から、7つの革を揃えた店頭企画「革で愉しむ、エルメス。」を展開しています。

    10月1日から銀座店で「革で愉しむ、エルメス。」|7つの革を揃えた店頭企画

    H3 VINTAGE銀座店の店内。壁面の棚と大理石の台に、エルメスのバッグが並ぶ

    今回の店頭に揃えたのは、スイフト、ボックスカーフ、トゴ、トリヨンクレマンス、エプソン、アルデンヌ、クロコダイルの7つの革です。

    同じデザインのバッグでも、革が変われば艶や手触り、形の見え方が変わります。写真では同じように見える2つのバッグも、手に取ると重さや光の返し方が違います。店頭では、見て、触れて、自分に合う革を探していただけます。

    7つの中には、現在は作られていないアルデンヌも入っています。新品では選べない革を実物で確かめられるのは、年代の異なるエルメスを扱うヴィンテージの店頭ならではです。

    7つの革の違い|艶・シボ・型押し・鱗の4つで見分ける

    棚に並べた、シボのある黒のエルメス バーキンとグレーのケリー

    革の名前を覚えるより先に、表面の仕上げで4つに分けてみてください。それだけで、ぐっと見分けやすくなります。

    • ボックスカーフ(艶):なめらかで光沢があり、輪郭がくっきり見える。擦れは付きやすいが、手入れで艶が戻り、使い込むほど光沢が深まる
    • スイフト(艶):すべすべとやわらかく、色が鮮やかに出る。傷が付きやすいため、扱いはやさしく
    • トゴ(シボ):自然で細かなシボ。光を受けても落ち着いて見え、小さな傷が目立ちにくい
    • トリヨンクレマンス(シボ):大きめのシボで、やわらかく手になじむ。少しずつやわらかくなり、形に丸みが出る
    • エプソン(型押し):細かな型押しで張りがある。形が崩れにくく、年数を経ても輪郭が残る
    • アルデンヌ(型押し):型押しを施した張りのある革で、形が崩れにくい。現在は作られていない
    • クロコダイル(鱗):鱗の並びそのものが模様になる。水に弱いため、雨の日は避けたい

    艶のある革は光を返すぶん、バッグの形がはっきり見えます。シボのある革は光が散るので、同じ色でも落ち着いた印象になります。型押しの革は角や直線がきれいに保たれ、クロコダイルは同じケリーでも牛革とはまったく別のバッグに見えます。

    トゴとエプソンの2つは、こちらの記事でさらに詳しく比べています。

    → 『バーキン トゴとエプソンの違い|どっちを選ぶ?』

    バイヤー Kougen

    「同じケリーでも、ボックスカーフとトリヨンクレマンスを並べると、別のバッグかと思うほど違います。ボックスカーフは光を受けて縁が立ち、かっちりとした形がそのまま出ます。トリヨンクレマンスはシボが光を散らすので、角まで少しやわらかく見えます。写真ではこの差がほとんど伝わらないので、まずは2つを並べて持ってみてください」

    ヴィンテージだから分かる、革の経年変化|アルデンヌとクロコダイルも

    大理石の台に置かれた、艶のある黒のクロコダイルのエルメス ケリー

    新品のエルメスを選ぶとき、目にするのは作られたばかりの革です。上に挙げた経年変化は、新品の売り場では確かめられません。ヴィンテージの店頭なら、年数を重ねたあとの革を実物で見られます。

    7つの中で、新品では選べないのがアルデンヌです。張りのある型押しが、年数を経てどう残っているかを実物で確かめられます。

    今回の店頭には、クロコダイルのバッグも並んでいます。クロコダイルについてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事でご紹介しています。

    → 『一生モノにふさわしい、エルメスのクロコダイル素材を徹底解説』

    バイヤー Kougen

    「ヴィンテージを扱っていると、革は新品のときより、年を重ねたあとの姿で比べることになります。新品では似て見えるトゴとトリヨンクレマンスも、10年たつと差がはっきり出ます。トゴは形を保ち、トリヨンクレマンスは丸みを帯びてきます。店頭では、その10年後の姿を先に見ていただけます」

    銀座で革を比べるなら|H3 VINTAGEが選ばれる理由

    H3 VINTAGE銀座店の店内。棚に並ぶエルメスのバッグ

    H3 VINTAGEは、東京・銀座に実店舗を構えるエルメス専門店です。今回の企画で比べられる革の違いは、店頭でそのまま確かめられます。

    1. 7つの革を、同じ店頭で並べて比べられる

    艶の革からクロコダイルまで、7つの革を一度に手に取れます。銀座駅A12出口から徒歩1分、年中無休で営業しています。

    → 『バッグ一覧』

    2. 現在は作られていない革のヴィンテージも選べる

    アルデンヌのように新品では選べない革や、年数を経て艶や手触りが変わった革を、実物で確かめてから選べます。

    3. 革の違いを説明できる専門コンシェルジュ

    エルメスの歴史や素材、年代ごとの特徴に詳しい専門コンシェルジュが常駐しています。「毎日使っても形が崩れにくい革は?」「雨の日も持ちたい」といったご相談にも、普段の使い方を伺いながらお答えします。

    自分に合う革の選び方|3つの問いで考える

    段差のある白い什器に、色や革の異なるエルメスのバッグが並ぶ店頭

    7つの革を前にすると、どれも良く見えて迷うかもしれません。迷ったときは、次の3つを順に考えると決めやすくなります。

    1. 形がきちんと見えるのが好きか、やわらかく見えるのが好きか
    2. 毎日たくさん使うか、出かける日に大切に持つか
    3. 10年後、そのバッグにどう変わっていてほしいか

    形をきちんと見せたいならボックスカーフやエプソン、やわらかく見せたいならトリヨンクレマンスが合います。毎日使うなら傷の目立ちにくいトゴやエプソン、出かける日に持つならスイフトやクロコダイルも選びやすくなります。そして10年後に艶が深まっていてほしいならボックスカーフ、形をそのまま保ちたいならエプソンです。

    最後に決め手になるのは、手に取ったときの感触です。写真だけでは伝わりきらないので、ぜひ実物で確かめてみてください。

    まとめ|エルメスの革は、年を重ねたあとの姿まで比べて選ぶ

    エルメスの革は、艶・シボ・型押し・鱗の4つで見分けると違いがつかみやすくなります。さらに、年数を経たあとの経年変化まで見ると、自分に合う革がはっきりします。

    H3 VINTAGE銀座店の「革で愉しむ、エルメス。」では、現在は作られていないアルデンヌを含む7つの革を、実物で比べていただけます。公式InstagramやFacebookでも店頭の様子をお届けしており、Instagramでは公式サイトに掲載する前の商品も先に紹介しています。

    色と革の組み合わせから選びたい方は、こちらの記事もご覧ください。

    → 『秋のエルメスバッグ、革の違いで選ぶ』

    バイヤー Kougen

    「革の名前を覚えていなくても、手に取れば違いはすぐに分かります。今回の店頭では7つの革を一度に手に取れるので、迷ったときは、色の近いバッグを革違いで2つ並べてみてください。色がそろっていれば、残った違いがそのまま革の違いです。そこで手になじんだほうを選ぶのがよいと考えています」


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    本記事で紹介した店頭企画「革で愉しむ、エルメス。」は、配信したプレスリリースでも紹介しています。

    ▶プレスリリースを見る


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